TOPICS 記事一覧

税関における知的財産侵害物品対策の専門委員候補に選定されました|Customs IPR Expert (Candidate)
2026.01.05
NEWS

税関における知的財産侵害物品対策の専門委員候補に選定されました|Customs IPR Expert (Candidate)

平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。 この度、当事務所の弁理士 佐藤高弘が、税関における知的財産侵害物品の水際取締りに関する専門委員の候補として選定されました。 税関の専門委員制度は、知的財産に関する高度な専門知識および実務経験を有する専門家が、税関に対して助言等を行う制度です。今回の選定は、特許・商標等の権利化業務に加え、模倣品・侵害物品対策、とりわけ税関における輸入差止手続…
偽ブランド箱を押収したカタール税関の話
2025.10.14
COLUMN

偽ブランド箱を押収したカタール税関の話

突然ですが、「カタール」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? ChatGPTに「日本人にとって『カタール』といえば?」と尋ねてみると、おおむね次のような回答がありました。 なるほどと思いつつも、少し(全く)納得がいかない筆者は、さらに「『ドーハの悲劇』は?」と聞いてみました。すると、次のような回答がありました。 やはり、若い世代の方は「ドーハの悲劇」を知らないのかもしれませんね。 さて、筆者に…
水際で積み上がった差止品の山 ― 特許第6552028号の技術
2025.10.07
COLUMN

水際で積み上がった差止品の山 ― 特許第6552028号の技術

 前々回、前回と2回にわたって、財務省から公表された資料に基づいて、「煙草及び喫煙用品」に関する特許を侵害する侵害品が少数回の手続で大量に輸入され、税関で差止めされていた可能性が浮かび上がりました。  また、税関ホームページを確認したところ、この特許権は、日本たばこ産業株式会社の特許第6552028号であるかもしれません(断言はできませんが)。  そこで今回は、この特許第6552028号の特許権の…
「税関における知的財産侵害物品の差止状況」を読む(その2)
2025.09.30
COLUMN

「税関における知的財産侵害物品の差止状況」を読む(その2)

 前回、財務省から公表された令和7年上半期における税関での知的財産侵害物品の差止状況を確認しました。  そこから推測できたのは、令和6年上半期には「数万~数十万点規模の知財侵害品(特許権侵害品)が含まれた一般貨物が1件から数件存在した」ということ、すなわち「大口案件」の存在でした。  今回は、この大口案件で発見された特許権侵害品が、具体的にどの特許権を侵害した可能性があるのかを考察します。  今回…
「税関における知的財産侵害物品の差止状況」を読む(その1)
2025.09.23
COLUMN

「税関における知的財産侵害物品の差止状況」を読む(その1)

 2025年9月5日、財務省から令和7年上半期における税関での知的財産侵害物品の差止状況が公表されました。  発表によれば、 と、大きな傾向は変わっていないようです。  しかし、詳細な数字を見ていくと興味深い点が浮かび上がります。  まずは公表資料中の「知的財産侵害物品の輸入差止実績の推移」のグラフを見てみましょう。なお、本記事中のグラフはいずれも財務省ホームページから引用しています。  今回は上…
偽物対策。登録済の権利がなくてもできる方法(難易度高め)
2025.04.08
COLUMN

偽物対策。登録済の権利がなくてもできる方法(難易度高め)

 自社の商品にそっくりな偽物が出回っている──  しかも、商標や特許などの登録済みの権利は何もない。そんな状況で「どうしようもない…」とあきらめていませんか?  実は、商標権や特許権などの権利がなくても、一定の条件を満たせば、「不正競争防止法」という法律で偽物の輸入を止めることができる場合があります。  この記事では、できるだけ簡単に、不正競争防止法を使った偽物対策の基本的な考え方と実際の事例をご…
偽物サプリ撃退! 正規メーカーが取るべき対策
2025.03.18
COLUMN

偽物サプリ撃退! 正規メーカーが取るべき対策

偽物サプリメントの流通により、正規メーカーの売上が影響を受けるだけでなく、消費者の健康リスクも高まっています。特に、ビタミンやアスタキサンチンを配合したサプリメントは、通販市場での需要が高く、偽物が出回りやすい製品カテゴリーとなっています。偽物を購入した消費者からの問い合わせやクレーム対応に追われることで、正規メーカーの業務負担も増大しています。 この問題に対し、税関での輸入差止申立てが強力な解決…
偽物コスメ撲滅! 本物を販売するあなたができる対策
2025.03.11
COLUMN

偽物コスメ撲滅! 本物を販売するあなたができる対策

 化粧品市場では、模倣品の流通が増加し、正規ブランドの販売に悪影響を及ぼしています。本物と偽物の見分けが難しく、ネットでは評価やレビューを参考にしても、多くの消費者が誤って偽物を購入するケースが後を絶ちません。特に、パッケージが本物と酷似していても成分が異なる場合、使用後の肌トラブルにつながる可能性もあります。この場合、正規品のブランド価値も低下しかねません。  こうした被害を防ぐため、正規品の製…